トイレの全面改装計画
2021年12月10日〔カテゴリ:リフォーム〕
大洗町にお住いのT様からトイレの是南面改装をしたいというご依頼をいただきました。トイレについては便器とタンク、ウォシュレットの交換、また床と壁や天井のクロス貼替が一般的なのですが、T様のトイレには新築時に設置した手洗いキャビネットがありこれも交換することになりました。
トイレの奥行きは1250mmで、このサイズに合わせて作られたものです。
製品としてご希望のサイズに合わせるものが無く、家具として制作するとかなり割高になり現実的ではありません。
最終的にLIXILのセミオーダープランをカットして設置するプランを検討することになりました。
末端のカットした部分の処理をどうするか検討すなくてはなりません。ショールームに設置例が展示されているのでこれを参考にお客様との話し合いを進めるのですが、このキワの部分の処理についてはご理解いただく必要があります。
壁から壁までカウンターにしなくてもよい場合は加工せずに実寸の1250mm以内のカウンターをオーダーすればいいことになります。
その場合1085mmとなり左右80mm程度の空きが発生しますが写真の様にきれいな状態での設置が可能になります。
セミオーダーという制約があり、収納スペースの確保をこれまでと同じ条件で、仕上げをご満足いく形で、となるとどうしても妥協点が必要になります。
分かりにくいメーカーの資料に加えて仕上げの問題など、手洗いキャビネットは狭いスペースに設置する商品なので結構困難です。十分な説明が必要ですね。
流し台の交換
2021年12月7日〔カテゴリ:リフォーム〕
ひたちなか市のT様のお台所で硫化水素ガスの影響で冷蔵庫の配管が腐食してしまいました。原因は浄化槽から配管に一部トラップが設置されておらず、台所下から漏れていたことによるのですが、冷蔵庫だけではなく蛇口なども黒く変色していました。台所下の排水を処理するのと同時に流し台を新しく入換えすることになりました。
流し台はタカラのホーローキッチンセットをお勧めしました。
傷まない色あせないお手入れが簡単など、お台所で使用するシステムキッチンや流し台などは外側内側ともにホーロー製が便利だと思います。この辺りはタカラの商品は手抜きせずにホーローを使用しているので、お客様には安心してお勧めできます。価格もシステムキッチンと比較すると割安なのに手抜きしていない製品には好感が持てますね。
トイレの改装
2021年12月5日〔カテゴリ:リフォーム〕
新築時から25年程度経過したトイレ改装の工事のご相談が継続的にあります。便器とウオシュレットの入換えと、床や壁天井も含めたリフォームの2ケースに分類されます。リフォームとなれば大工、クロス、設備、電気また工程などについての検討が必要ですが、便器とウオシュレットだけならご提案も工事も1日だけで済みます。
ひたちなか市にお住いのK様のトイレは腰壁(壁の下半分が木になっている)が痛んできたので、床のクロスとともに貼り換えたいとのご依頼でした。
当店では特に希望がない場合、便器とウォシュレットはTOTOのピュアレストシリーズをお勧めする場合が多く、掃除が楽なこと、細かい配慮が行き届いた商品であると考えていて、実際にお客様からも好評です。
便器を撤去して床のビニールクロスを張り終えたところです。
工事初日は、この後便器を設置して使用できるようにして終了します。一晩実際に使用していただき、リモコンの位置、紙巻き器の位置を検討します。
二日目の工事が完了した状態です。実際に使用していただいた結果リモコンは右側が使用しやすいという事になりました。
腰壁は木ではなくキッチンパネルを使用しています。
これは台所のキッチン廻りの壁に使用するもので、清掃がしやすいのでお客様の希望によりご提案しました。
大きく使用しやすいリモコンになりました。
TOTOのアプリコットシリーズ(ウオシュレット)はタンクのレバーを手動で操作する必要がない自動洗浄機能が選択できます。操作がすべて手元でできるので便利だと喜んでいただけました。工事は2日で完了しました。お客様はトイレが1つしかないので工程に配慮しました。
クロス貼替工事
2021年11月4日〔カテゴリ:リフォーム〕
水戸市のМ様からのご依頼でリビングのクロス貼替工事を行いました。居住スペースの工事はクロス貼替自体よりも家具の移動や養生(家具類の保護)、また作業中の生活スペースの確保など事前事後の作業が必要になります。
照明、エアコンなどを取り外す必要があります。ご高齢のМ様にとって負担とならない時期の選択が必要だと考え、ご依頼いただいたのは8月ですが暑くも寒くもない11月前半に行いました。
食器棚の中にある食器類、不要な小物類の廃棄、また清掃を含めて現状回復まで女性スタッフの力を借りながらの工事となりました。
雨漏り
2021年8月19日〔カテゴリ:リフォーム〕
築25年になる私の自宅は以前から気になる場所があり、それは仏間の押し入れの角なのですが、何となく黒く変色しているように思っていました。
最近、その黒いシミのようなものが拡大してきたので、その内壁を撤去して確認しようと思っていました。
そのシミの場所付近の床下外部からシロアリが出入りしているのを見つけたため大至急壁板を撤去しして中を確認したのがこの写真です。
黒いシミは長期にわたる雨漏で、多分東日本大震災の時に出来たクラックから沁み込んだ可能性を考えましたが、大工によると、柱の上部は玄関屋根との取合(接合ヶ所)になっていて、内部の板金加工の不備による雨漏りとの事。木材が腐食するとシロアリに喰われ易くなるらしく、好事例といったところでしょう。
玄関屋根との取合(接合ヶ所)の写真です。
木材はモルタルの中に入り込んでいて、板金加工による浸水対策がされておらず、屋根から流れてきた雨水が入り込んだものと考えられます。
左下にクラックの処理跡が確認できますが直接原因ではない事が分かりました。
モルタルを一部カッターで斫り、内部に板金加工を施す工事を行いました。幸いシロアリは殺虫剤を散布したので生息していなかったので、防虫作用のある防腐剤を塗って一段落でした。
シロアリを見たり、壁が変色したり、雨漏りを確認した時は注意が必要ですね。
ユニットバス
2021年7月17日〔カテゴリ:リフォーム〕
築25年程度の木造住宅にお住いのお客様から、ユニットバスのご相談をよくいただきます。
タイルで出来た浴室は浸水で柱などが痛んでいる場合が多く、それらの補修も考えれば施工上完全に分解するユニットバスがいいと思います。
常時水気に晒される浴室は、きれいに見えても浴槽とタイル類を撤去すると木材が腐っている場合がほとんどです。
今回はシロアリに食われた形跡はありませんでしたが部分的にボロボロです。
柱は問題ないので腐食部分の補強で対応しました。
浴室暖房機を入れることでタイルの冷たい感触もなくなり、
冬も快適に入浴出来ます。
ユニットバスにすれば今後浸水の心配はなくなります。さらに保温性が高まるのでヒートショックなどのリスクも軽減すると思います。
コロニアル屋根の補修
2021年3月21日〔カテゴリ:リフォーム〕
コロニアルの屋根は定期的に塗装をしないと劣化してしまい、先々雨漏りなどの原因になります。また何かの作業が屋根上で行われた場合に簡単に割れてしまうので放置することで写真のような状態になります。
お客様は屋根に上がることは無く、割った場合は簡単にコーキングなどをして黙っている場合もあるので劣化には気付くことはありません。
今回はアンテナの施工時にかなりの劣化があったためお客様に報告して補修工事のご依頼をいただきました。
北側一階の屋根の劣化が激しく、確認を行うと部分補修では対処できない事が分かり、お客様に追加のご了解を得たうえで野地板(下地板)とその下の垂木の交換と補強を行うことにしました。
下地が腐ることで強度不足になっている屋根を歩くとフカフカします。
広範囲だとコロニアルだけ新しくしても歩けば割れてしまう可能性があります。
これらは工程が変わってしまい面倒な作業で、日々確認を行わなければ作業者からの申告もない場合があります。しかしながらお金を支払うお客様の立場に立てば、予算通り終わればそれで良しというものではありません。最終的には情報提供を行ったうえでお客様にご判断いただくことになります。
塗装工事(施工前の処理③、④)
2021年2月21日〔カテゴリ:リフォーム〕
事例③ サイディング接続部分のコーキングのクラック
お客様が気づきにくい箇所ですがこれは家中にあるの
で、全て確認しておく必要があります。
簡単に済ます場合はクラックの上から処理すればいいのですが、固まって劣化している場合は古いものを撤去して新たに変成シリコンの処理をすべきでしょう。
下処理(プライマー塗布)、下塗り、上塗りの前に変成シリコンによる防水処理を行います。
下処理(プライマー塗布)、下塗り、上塗りが完了した様子です。
事例④ 特に漏水が発生している個所ではありませんでしたが
かなり劣化が進んだ箇所です。サッシ上のためお客様
は気づかない場所です。
下処理(プライマー塗布)前に剥離した塗膜を取り除き、変成シリコンで防水処理を行います。
事例を①~④までご紹介しましたが、現場に足を運んで、塗装工事に入る前と進行中に時間をかけて確認させていただく箇所です。ここに手抜かりがあれば塗装の価値は半減します。お客様の気づかない場所がほとんどなので、足場に上がり写真撮影してお客様に報告をしています。
塗装工事(施工前の処理①、②)
2021年2月21日〔カテゴリ:リフォーム〕
塗装工事はお客様から見えていない部分を施工前に処理しなくてはなりません。下処理前のこの部分は手間がかかるのですが省略するのであれば塗装工事の価値は半分もないでしょう。
事例① 雨漏りの原因の可能性があるサッシ上の塗装面剥離
これはお客様も気づいていて雨漏りがしています。
剥離した塗装面と劣化したコーキングを取り除きます。
新たにコーキング処理を行い、下処理(プライマー塗布)、下塗り、上塗りが完了したところです。コーキングは塗装用の変成シリコンを使用します。
事例② サイディングの劣化による塗膜の剥離
これもお客様が気づいていた箇所です。
サイディングの劣化が相当進んでいるのでモルタルによる下処理が必要でした。
モルタル乾燥後に下処理(プライマー塗布)、下塗り、上塗りが完了したところです。これについては劣化の状況に応じた処理があります。
介護リフォーム(その3)
2020年11月30日〔カテゴリ:リフォーム〕
ビフォアー その1
玄関前のスペースです。
アフター その1
樹木の伐採、剪定を行い、スペースを広げてコンクリートを敷設。
玄関前も十分なスペースの確保を行いました。
ビフォアー その2
玄関から駐車スペースへの導線です。
アフター その2
玄関前から駐車スペースへコンクリートを敷設。
段差を解消して歩行に配慮しました。
ビフォアー その3
駐車スペースの確保です。
アフター その3
物置や壊れたカーポートなどを撤去してコンクリートを敷設。
道路から普通車2台が十分駐車可能なスペースを確保しました。