有限会社 小川電機
茨城県ひたちなか市のでんき屋さん
2021-08-19

雨漏り

築25年になる私の自宅は以前から気になる場所があり、それは仏間の押し入れの角なのですが、何となく黒く変色しているように思っていました。
最近、その黒いシミのようなものが拡大してきたので、その内壁を撤去して確認しようと思っていました。

そのシミの場所付近の床下外部からシロアリが出入りしているのを見つけたため大至急壁板を撤去しして中を確認したのがこの写真です。

黒いシミは長期にわたる雨漏で、多分東日本大震災の時に出来たクラックから沁み込んだ可能性を考えましたが、大工によると、柱の上部は玄関屋根との取合(接合ヶ所)になっていて、内部の板金加工の不備による雨漏りとの事。木材が腐食するとシロアリに喰われ易くなるらしく、好事例といったところでしょう。

玄関屋根との取合(接合ヶ所)の写真です。
木材はモルタルの中に入り込んでいて、板金加工による浸水対策がされておらず、屋根から流れてきた雨水が入り込んだものと考えられます。
左下にクラックの処理跡が確認できますが直接原因ではない事が分かりました。

モルタルを一部カッターで斫り、内部に板金加工を施す工事を行いました。幸いシロアリは殺虫剤を散布したので生息していなかったので、防虫作用のある防腐剤を塗って一段落でした。

シロアリを見たり、壁が変色したり、雨漏りを確認した時は注意が必要ですね。

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