2016-02-03
ALC外壁の雨漏り補修
四階建ての商業ビルの雨漏りについて昨年から相談を受けていました。長期的に複数の業者が補修を行っており、地震による亀裂が多数ある中で原因の特定が難しい補修となります。
四階部分の浸水が目立つため、長期試験として一部の内装を撤去して、大雨強風のときに浸水の状況を観察しました。
雨漏りがALC外壁の亀裂による浸水が原因、と特定できるものではないのですが、試験で確認できるのがこの浸水だけであるため、試験的に亀裂による浸水の補修工事をしましょう、ということになりました。
お客様には長期観察を通してお立会いいただき、内容をご納得ご理解いただいたうえでの施工となりました。
試験のために内装を一部撤去した四階にはテナントが入っておらず、長期に渡り観察できたことは幸いでした。
四階で外壁内側への浸水が止まることが今回の補修の目的となります。四階部分において浸水が確認されないのに3階以下で漏水が発生したときは再度検討が必要ということになるわけです。雨漏りについては毎年複数のご依頼がありますが慎重に対処する必要を感じます。
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