昨年から予定されていた冷凍倉庫の配線工事を行いました。建物の詳細な図面が無い施工だったので建設の進行に合わせて材料を揃えなくてはなりませんでした。楽だけど忙しい施工でしたが、構造上、配線設備類を任意のヶ所に固定できないので支持金具類が多く、配置に気を使いました。

外壁の強度が極端に弱いパネルで内側の軽量鉄骨のみが支持可能な構造なので、上部の電線を支持する金具のには悩みました。強く固定すると外壁がつぶれてしまうのです。かと言ってグラつかせることはできないので困りましたね。材料の組み合わせだけで2日かかりました。

配線内容の設計から始まり仕様の設定、打合せ、東電への申請手続き、材料の発注、現場での施工指示など見えない作業はかなりのものです。それらを含めると約1ヶ月の日数をかけているのですが、長い工事の場合は金額が大きくても利益が低くなる傾向があります。いつもと違う工事内容も経験の幅が広がるのと、やった感があるので仕事自体が面白いですね。