有限会社 小川電機
茨城県ひたちなか市のでんき屋さん
2011-09-26

不良工事 その1

今週から急に気温が下り、暖房器具の故障で修理依頼がありました。
これはFF式ストーブと呼ばれるもので、排気と吸気を専用の煙突で行うものです。

エラー表示が出る、というので本体後部の確認をしたら、センサーのケーブルが断線していました。これは排気管の異常検知を行うためのセンサーです。

お客様は最近、他社でリフォーム工事をしていて、ストーブを少し移動したのだそうです。
原因はこの断線ですね、とお話しながら、なぜ切れたのかな?と配管を確認したら…

なんと、吸気配管が、洗濯機のホースで代用されていました。

さらに、排気管も、洗面台の排水で使用するもの(多分ホームセンターで調達したと思われる)をアルミテープで接続してます。これはかなりの危険行為です。

もし、燃焼したら重大な事故になっていた可能性があります。久々に見るトンデモナイ工事ですね、これは。

低価格工事もいいんですが、これはお客様の為に工夫して低価格の実現をした、というものではなく、「不良工事」です。この境界線が難しいのでしょうね。
お客様は、「低価格」を望んでいても「不良工事」は望んでいないですからね。

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