2024-08-03
外構工事(その2)
外構工事(その1)に引き続き、カーポートとアプローチの施工をご紹介します。限られた敷地にカーポートを設置する際はその位置と導線が重要で、これは設置前に杭とロープを使用して実際に車を入れてみる必要があります。またアプローチの導線も考慮しておく必要があると思います。
ここは何となく業者任せにするのではなく、雨など天候、介護、荷物の出し入れなどの状況を考慮して導線が確保できるか、スペースに問題が無いかを実地検討するようお客様にお伝えしました。その結果カーポート後部のコンクリと敷設スペースを延長することになりました。これは後から行うことも出来ますが仕上がりが良くない上に余計に費用がかかります。
コンクリートの敷設に当たってはスリットと呼ばれる、コンクリートが膨張して割れるのを防ぐための隙間を設けますが、お客様のご希望でアプローチ周辺をレンガする仕様変更となりました。これはレンガ詰めスリットと呼ばれるもので、レンガは焼きレンガを使用しています。多少値は張りますが強度がありキレイなので外構工事にはよく使用されるものです。下部には鉄筋を入れてあります。
アプローチに合わせてカーポート前もレンガ詰めスリットにしました。コンクリート打設前なので焼きレンガはテープで養生してあります。ここは車両が通行するのでレンガ詰めスリットの下部にも鉄筋が敷設してあります。
コンクリート打設後の様子です。乾燥に2週間程度必要となります。レンガ詰めスリットの形状はお客様が希望したデザインで施工したものです。通常はクラック防止の機能だけなので直角のスリットが交差するだけなのですが、せっかくの機会なので色々希望を入れていただき、ある程度の追加工事になっても満足のいく形に仕上げるべきでしょう。
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