ひたちなか市U様宅の太陽光パネル設置工事を行いました。
洋瓦屋根なのでH支持金具工法と呼ばれる施工を行います。
これは瓦自体に穴を開けて加工するもので、マニュアル通り行えば漏水の心配はないのですが、加工が上手く出来ていないと長期的に問題が起きる可能性のある工法なのです。
当店では太陽光パネルの設置は地元の瓦施工会社が行います。そのため施工においては独自の対策を行っています。

対策その1
2重の防水を、すべての開口部分に対して行っています。
写真の防水された内側に通常のコーキングで密封された穴があります。
防水のコーキング材は瓦工事で使用するものです。

対策その2
本来金具は瓦の凹面に設置する事になっています。
しかしそこは雨水の流れる経路のため、長期的には不安定な要素が残る事になります。また、ゴミも流れが堰き止められてしまうのです。
当店では凸面に開口して金具を設置しています。
これによって漏水とゴミ溜まりの問題が生じないように配慮しています。

漏水については、「マニュアルに基づいた確実な施工」だけでも充分なのですが、2重3重の安全対策を施しています。
完成してしまえば太陽光パネルの下は何も見えませんが、20年先の事を考えないといけないのではないでしょうか。