有限会社 小川電機
茨城県ひたちなか市のでんき屋さん
2024-12-02

ビルのパッケージエアコン入換え工事

4階建てのテナントビルの1階に入居している会社からパッケージエアコン交換のご依頼をいただきました。通常ビルの場合は既設の配管を使用する場合が多く、あわせて電源なども既設のものを使用できれば工事費が安くて済みお客様の負担が少なくて済みます。

今回は残念なことに配管サイズがどのようにしても合いません。配管を新設しなくてはならず、もともと屋上に設置してあった室外機を1階に移設して配管距離を少なくしようと考えました。そして電源を屋上から1階に配線すればいい訳です。ところが電源用ケーブルが5割も値上がりして長さを計ったら50mもありました。電線の保護のための配管も考慮したら足場を使っても屋上まで冷媒管を敷設した方が割安なことが分かりました。

足場を作ることが容易だったのが幸いで、冷媒管は新設、電源は既設のままで設備の更新ができました。建物のサイズが大きいと使用する材料も多くなります。資材が値上がりしていることを考慮しないと予想外の金額ななるので注意が必要ですね。パッケージエアコン1セットの設置工事でも、配管や電源の選定、配管や配線のルート設定、足場設置の手配、ビルのオーナー様との交渉など、本設工事に至るまでに見えない仕事がたくさんあります。

関連記事