有限会社 小川電機
茨城県ひたちなか市のでんき屋さん
2016-11-18

太陽光発電システムと蓄電池

蓄電池を併設した太陽光発電システムの施工を行いました。
今回ご依頼いただいたO様のお宅の屋根は太陽光発電用に設計されていて出力10kW以上も可能です。しかしお客様は売電収入が目的ではなく、停電時のバックアップを目的で、発電機や大容量蓄電池も検討していました。
日常の運用も考慮すると蓄電池を併設した太陽光発電が資金効率の面からもお勧めできると考えました。

工法は支持瓦と呼ばれる方法です。瓦と全く同じ形状の金具を瓦に置き換えて野地板(のじいた)下の垂木(たるき)に固定して支点にするもので、最も信頼性の高い設置が可能です。

ソーラーパネルはシャープのブラックソーラーシリーズです。最近は効率のよい単結晶タイプの価格が下がりましたからね。このタイプはパネルも国産であることで信頼性が高いと思います。

太陽光発電の出力は6.18kWとしました。売電が目的ではないこと、日中の運用に於いても充分であること、などが理由です。長時間の停電時、日中非常用電源での運用と蓄電池への充電、最も多い非常時以外の運用、蓄電池容量、初期費用を検討するとちょうどよい出力ではないでしょうか。

蓄電池は8.4kWの大容量のものを選定しました。さらに増設も出来ますが、これ一台で夜間の冷蔵庫、テレビ、暖房機などの使用が充分可能となります。日中、太陽光発電システムによって充電できるならば、家庭用電源のバックアップとしては現状でベストであると思います。

太陽光発電システムのパワーコンディショナーが蓄電池システムを制御しています。充放電の管理、容量の表示、非常時の放電、通常時の充電、などは全て自動運転となります。リモコンでそれらの運用を変更できるので、お客様のご希望に応じた設定を行います。そのためお客様もシステム全体を把握しておくと良いと思います。

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