有限会社 小川電機
茨城県ひたちなか市のでんき屋さん
2023-06-07

蓄電池③ ニチコン 全負荷対応蓄電システムを設置しました

ひたちなか市にお住いのK様は、FIT終了まで1年あるのですが電気料金と物価高騰を考慮すれば今のうちに蓄電池を導入した方が得策ではないかと考えて初期投資、機種などについてご相談の依頼をいただきました。

蓄電池は商品的にはまだ初期段階にありセールス主体で高額な売価設定がされているためお客様にとっては価格相場がつかみにくい状況にあります。実際は商品自体は定価ほど高額ではなく、低価格競争にさらされているわけではないため品質も高いので、長期間使用する住宅設備としては十分にお勧めできる商品です。

K様も他社の300万超えの予算と比較しすると、初期投資のご予算の適正範囲だったので導入を進めることになりました。

当店は、お客様が長期に渡って使用する事を考慮しなくてはならないので必ずコンクリートの基礎を設置することをお勧めしています。同じコンクリートでも生コンから打設せず、コンクリートの板を置くだけの置き基礎が一般的ですが、このあたりは十分な説明とご理解が必要だと思います。

K様が選択した機種は、ニチコン単機能蓄電システムのESS-U4M14(11.1kwh)です。これは今後主流となる全負荷対応対応モデルで、非常時などの停電ですべての電源(100/200V)が使用できる(3kvA)ので停電時の煩わしさがありません。

全負荷対応に対して特定負荷対応というモデルもあり、これは停電時に特定の回路(100Vだけで2KVA)のみの出力となるため、家の中で電気が使える部屋と使えない部屋がでてきてしまいます。そのかわり価格はリーズナブルで蓄電能力自体は変わらないので非常時をどう考えるのかということはお客様のお考えによるものとなります。

ニチコンのESS-U4M1は全負荷対応機能以外にもAI自動制御という機能にも対応していて、これは天気予報データを基に深夜電力の充電量などのコントロールを自動で行うというものです。深夜電力がとても安い場合は有効なのですが、現状ではどのような効果が出るのか、このあたりは事例を持っていないので調べていく必要がありそうです。

K様はFITが継続中なので、売電優先の経済モードでの運用になります。これは深夜電力で充電して満タンにしておいて売電優先、電力使用量のピークとなる朝夕の時間帯に放電を行います。FIT終了と同時に太陽光発電の電力を充電して運用するグリーンモードに切り替えて使用することになります。

ニチコンのESS-U4M1(全負荷対応  11.1Kwh)は、基礎工事、本体、設置工事、配線工事、消費税すべて含めて185万円(税込)です。

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