有限会社 小川電機
茨城県ひたちなか市のでんき屋さん
2023-06-07

蓄電池④ ニチコン大容量蓄電池を設置しました

つくばみらい市のY様から蓄電システムについてご相談の依頼がありました。 現状、Y様のお宅に設置されている太陽光発電システムは9kWと家庭用としては通常の2倍はある出力で、さらに日中の電力消費が少ないため、FITが終了した今となっては無駄に低価格で売電しているばかりです。

今回ご検討いただいた蓄電池システムはニチコンのESS-U4X1で蓄電池容量は16.6Kwと大容量タイプです。1時間あたり3KW充電できるので5時間~6時間で満タンに出来る計算です。太陽光発電の出力は十分余裕があるので多少天気が不安定でも充電に期待が持てそうです。

ニチコンの ESS-U4X1 は16.6Kwの大容量に加えて全負荷対応(100/200v)とAI自動制御対応と充実した機能を持っていますが、ここまで大容量だと通常の太陽光発電システムだと持て余してしまう可能性もあります。

写真は事前に行う基礎工事の様子です。下部に排水管が通っていたので負荷を与えないよう慎重に工事を行いました。

9kwの太陽光発電システムのパワーコンディショナーです。分電盤類も同じ洗面室内に設置されているので蓄電池の設置場所はこの付近が良く、余計な配線をしなくて済むので外観かきれいに仕上がります。

写真は蓄電システム本体と屋内配線の接続部分です。この配管は太陽光発電に使用するもので屋根上などに使用する耐候性に優れた2層管です。この辺りで材質を考えないと紫外線で亀裂が発生する場合があり、その補修は大変なのでお勧めできるものではありません。

当店では配管カバーと配線管などはなるべく外壁と同系色を使用しています。とくにY様のお宅の設置場所は玄関と同じ面となるため基礎、配線類とも美観を損なわない配慮が必要です。

FITが終了しているので自家消費優先のグリーンモードに設定しました。後日お話を伺ったところ満タンで夜間使いきれない、との事でした。ニチコンの蓄電システムはAI自動制御のほかマニュアルで充放電の時間設定が出来ます。Y様は深夜電力充電をすることなくマニュアルで運用してみたい、とお考えでした。

太陽光発電は天気しだいなので不安定です。余りが出るほどの発電量が不安定な部分にどのように貢献するか楽しみですね。夜間使い切れないという事例も大いに期待できます。

今回の ニチコン蓄電池システム(全負荷対応、16.6Kw)ESS-U4X1 は、基礎工事、本体、設置配線工事、消費税あわせて228万円(税込)でした。

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