蓄電池⑤ ニチコン 全負荷対応蓄電システムを設置しました
ニチコンの家庭用蓄電システムは全負荷対応のESS-U4X1(11.1kwh)を希望されるお客様が多いです。多少割高でも停電時の煩わしさも考慮されているのだと思います。
今回は屋内配線の取り回しについてご紹介しします。台所上部の収納に住宅分電盤が設置されて、お客様のご希望は写真の青でかこった範囲で配線と屋内機器類をまとめてほしいというものでした。
多少収納スペースが犠牲になることをご了解いただき、配線可能であることを確認して作業者との打ち合わせを行います。住宅分電盤、パワーコンディショナー、蓄電池、蓄電池分電盤の設置と相互の配線を行うためには機器類の設置個所と配線の取り回しが可能なスペースを確保する必要があります。
設置に当たってはお客様の希望と住宅の構造による制約また作業性などを考慮して打合せを行い、お客様にもご了解をいただかなくてはなりません。
写真は冷蔵庫上部のスペースに設置した蓄電池分電盤です。リビングからは見えない位置に設置出来ました。この場所が困難な場合は右のスペースをは利用する案のご了解を得ていましたが、配線ダクト類がギリギリ設置できたためご希望通りに行うことが出来ました。
住宅分電盤周りの配線です。限られたスペースに上手く配線できました。
屋内配線が完了した様子です。かなりタイトな配線スペースでしたがお客様のご希望通り違和感なく設置出来ました。
ニチコンの家庭用蓄電システムESS-U4X1(11.1kwh)本体の設置完了後の様子です。壁面も敷地も十分なスペースがあるので屋外の配線は自由度が高く普通の工事が出来ました。基礎については置き基礎ではなく事前に鉄筋入りの基礎工事を行い設置してあります。
試運転時のリモコンの様子です。お客様の太陽光発電システムのFITは来年3月まで続くので、現在は売電優先の経済モードでの設定になります。経済モード時の通常運転は深夜電力中心の充電となり、それを昼間電力の時間帯に使用して、非常用電力も任意の電力量を確保することが出来ます。
今から準備を進めておけばFIT終了後もグリーンモードへ即日切換えが出来て、太陽光発電システムの電力を無駄なく運用が出来ますね。
今回の ニチコンの家庭用蓄電システムは全負荷対応のESS-U4X1(11.1kwh)は本体と施工、基礎工事、消費税を含めて1850000円(税込)でした。